後ろのお嬢さま
2015年01月02日 06:51
大晦日の夜。
近所の神社前で、初詣のはじまりを待っていたとき。
すぐ後ろに並んでいたお嬢さんたちが、
大きな声、単語も、言い回しも、
美しいとは言えない使い方で、おしゃべりしていました。
内容は、アルバイト先のあれこれ。
アルバイト仲間へのあれこれ。
否定的、批判的なだけではなく、
自分たちへの自己価値の低さも伺えます。
それが留まるところを知らない勢いで続きます。
気になる時代、いいたい年頃、なのでしょう。
自分もそんな時代がありました。
いいえ。
今でも、「後ろのお嬢さまたち」のような
状態になるときがあります。
がしかし、新しい年を迎えようとする初詣への列で、
いかがなものか?
そう感じていました。
ところが、
日付が改まって新年に。初詣の列が進み始めたとき。
お嬢様たちのおしゃべりはピタリと止んで、
静かに歩き始めたのです。
これが、
年が改まるときの力
目指す目的に集中したときの力
なのかもしれません。
「留まっていて、楽しいものでないなら、
切り換えて、前へ」
「過去・嫌なことをおしゃべりしていないで、
黙って、前へ」
そんな気持ちになった初詣でした。
eikoパリカール